脂肪肝は大きな病気を引き起こす?改善法は!

公開日:2026/02/20 / 最終更新日:2026/02/20
脂肪肝とは?肝臓に中性脂肪がたまっている状態のこと
「そもそも脂肪肝ってどういう状態なんだろう?」
「放置するとどうなってしまうの?」
と疑問に感じている方も
いらっしゃるでしょう。
たしかに「脂肪肝」という言葉を
日常生活で耳にする機会は
あまり多くはありませんよね。
そこでまず、
脂肪肝とはどのような状態で、
症状が悪化すると
どのようなリスクがあるのかについて、
詳しくご説明しましょう。
「脂肪肝」とは
肝臓に中性脂肪がたまっている
状態のことです。
ただし、
肝臓に脂肪がついているだけで
「脂肪肝」と診断されるわけではありません。
肝細胞の30%以上に
中性脂肪がたまっていると
「脂肪肝」と診断されます。
健康な肝臓と
脂肪肝になってしまった肝臓は
以下のように脂肪の量が大きく異なります。

また、
肝臓に脂肪がたまっている場合、
体の他の場所にも
脂肪がたまっている
可能性があります。
そのため
脂肪肝と診断された方の多くは、
メタボリックシンドロームを併発し、
体内に
中性脂肪や
悪玉コレステロールが
多い状態になっていることが多いのです。
※メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは
単に
おなか周りに
脂肪がついてしまっていることではなく、
内臓肥満に高血圧や高血糖、
あるいは
脂質代謝異常が単独または
組み合わさった状態のことを指します。
内臓肥満や高血圧は
それぞれが多くの病気を引き起こす
リスクになり得ますが、
メタボリックシンドロームの方は特に
心臓病や脳卒中になる危険性が
高いといわれています。
厚生労働省 e-ヘルスネット
「脂肪肝(しぼうかん)」

脂肪肝はアルコール性と非アルコール性に大別
脂肪肝は
アルコールが原因の「アルコール性」と、
それ以外が原因の
「非アルコール性」に大別されます。

ここからは、
それぞれについて
詳しくご説明しましょう。

1、アルコール性脂肪肝
アルコール性脂肪肝とは、
文字どおりお
酒の飲み過ぎが原因となって引き起こされる
脂肪肝のことです。
脂肪肝になっても
お酒を飲み続けていると、
より重篤な肝炎や
肝硬変に進行してしまうかもしれません。
また
一度肝炎になってしまうと、
改善してもまた
お酒を飲み始めると
肝硬変に進行してしまう
可能性があります。
最悪の場合には
死に至るため、
早めの対処が必要だといえるでしょう。
一般的には
肝硬変は治らない病気と
考えられていますが、
肝線維化が初期の場合は
断酒によって
改善する可能性があります。
ただし、
一度肝硬変の状態になってしまうと、
断酒により症状が改善し、
肝機能検査で
数値が正常化しても、
肝組織は
完全に元には戻らないといわれています。
アルコールが原因で
肝臓に異常をきたす方の多くは、
お酒をやめられない
アルコール依存症です。
脂肪肝と診断され
アルコールが原因だと考えられる場合は、
これ以上病状が進行する前に
お酒との付き合い方を
見直すようにしましょう。

2、非アルコール性脂肪肝
アルコールを
ほとんど摂らない方に起こる脂肪肝を
「非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)」と
呼びます。
※NAFLDとは
「nonalcoholic fatty liver disease」の略です。
NAFLDは
進行しない「単純性脂肪肝(NAFL)」と、
放っておくと
肝硬変や
がんに進行してしまう可能性のある
「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」に
分けられます。
NAFLDの80%~90%は
脂肪肝のまま進行しないNAFLです。
しかし10%~20%は
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)で、
肝硬変や
肝がんに進行する
可能性があります。

脂肪肝を放置するとかかるリスクのある病気
脂肪肝自体には、
自分で気付ける症状は
ほとんどありません。
「体に不調がないなら
今の生活のままでいいんじゃない?」
と思った方も
いらっしゃるかもしれませんが、
脂肪肝は知らぬ間に進行し、
肝臓の状態が
さらに悪化したり、
他の病気を併発したりしてしまう
可能性があります。
ここからは、
脂肪肝が進行すると起こってしまう
可能性のある病気について
ご説明します。
1、動脈硬化
脂肪肝になってしまっている場合、
肝臓に限らず
体内に中性脂肪や
悪玉コレステロールなどの脂質が多い
「脂質異常」と呼ばれる
状態になっているかもしれません。
※悪玉コレステロールとは
人間の体内にある脂質の一つ
「コレステロール」のなかでも、
体に
悪いはたらきをするものをいいます。
「LDLコレステロール」とも呼ばれています。
脂肪肝や
脂質異常を放置していると、
動脈硬化になってしまう
可能性があります。
※動脈硬化とは
動脈硬化とは
心臓から血液を全身に運ぶ血管である
動脈の壁が厚く硬くなり、
弾力性が失われた状態のことです。
動脈硬化は
血液中のコレステロールや
脂肪が沈着することにより、
血管が硬くなり、
弾力性が失われた状態をいいます。
動脈硬化がさらに進行すると、
「プラーク」という
コレステロールなどの塊でできた
こぶ状のものが血管を圧迫します。

コレステロールや
脂肪が蓄積し
プラークができると
血管が狭くなって詰まってしまい、
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、
大動脈瘤といった病気の原因になり得ます。
つまり、体内に脂質がたまり過ぎると
動脈硬化が起こり、
そのまま放置すると
深刻な病気にかかってしまう
危険性があるということですね。

2、糖尿病
脂肪肝になると
糖尿病を併発してしまうケースも
少なくありません。
※糖糖尿病とは
糖尿病は
血糖値を一定に保つはたらきのあるホルモン
「インスリン」の分泌量や作用が低下し、
高血糖が慢性的に続く病気です。
糖尿病のうち、
遺伝的な要因に
食べ過ぎや
運動不足などの生活習慣が合わさることで
発症するものを
「2型糖尿病」と呼びます。
2型糖尿病の疑いがある方は
可能性を否定できない方を含め、
日本では
成人の6人に1人、
1,870万人にも上ります。
2型糖尿病のなかには
インスリンが
分泌されているにもかかわらず
効きが悪いケースが存在します。
これは
肝臓のはたらきが悪くなって
血液中の糖を肝臓に取り込めず、
血糖値を
コントロールできなくなっている状態です。
脂肪肝のなかでも
アルコール以外が原因となって
引き起こされた脂肪肝は、
血糖値の異常や
2型糖尿病と強い関連性があると
いわれています。
血糖値が高い方の多くが
非アルコール性脂肪肝疾患や
非アルコール性脂肪肝炎を
患っているのです。
糖尿病は
網膜や腎臓、神経などに障害をきたす
病気を併発したり、
心臓病や脳卒中の
リスクを高めたりしてしまいます。
【代表的な糖尿病の合併症】
- 網膜症
網膜の毛細血管に障害をきたす病気のことで、
進行すると失明を引き起こします。 - 腎症
腎臓の「糸球体」という部分に
障害をきたす病気のことで、
進行すると尿たんぱくが増え
人工透析が必要となります。 - 神経障害
神経のはたらきに障害が起こって
体のさまざまな部位に異常をきたし、
足の潰瘍や壊疽などにもつながります。
さまざまな病気を
併発してしまわないために、
生活習慣を改め
脂肪肝を改善することが
重要だといえるのですね。
厚生労働省 e-ヘルスネット
「糖尿病」

3、肝炎・肝硬変
脂肪肝をそのままにしてしまうと
肝炎を起こし、
さらに進行して
肝硬変になる場合もあります。
肝炎とは
何らかの原因によって
肝臓に炎症が生じた状態のことで、
脂肪肝を放置してもなり得ます。
肝炎になると
炎症により肝臓の細胞が壊され、
肝臓の機能が
徐々に低下していってしまいます。
また
肝炎を放置すると
肝硬変になってしまう可能性もあります。
肝硬変とは
炎症によって細胞が壊されたり
修復されたりすることで
細胞が繊維化し、
硬くなってしまった状態のことです。
「肝硬変になるとどんな症状が出るんだろう?」
と不安になった方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
肝硬変は
食道や胃の表面の血管が広がって
こぶのように盛り上がる「
静脈瘤」を併発してしまう
場合があります。
静脈瘤は破裂して
大量の吐血や下血を起こす
可能性があり、
最悪の場合には
死に至ります。
肝硬変では
出血の際に血を固めて止める
「血液凝固因子」や「血小板」といった
血中の物質が減ってしまうため、
大量出血を起こす
可能性が高いのです。
さらに出血によって
肝臓の血流が悪くなり、
肝臓の機能が低下する
「肝不全」に陥ることも少なくありません。
肝臓は
ある程度症状が悪化してしまうと、
元のとおり
正常に戻すことはできません。
肝硬変などの
重い病気になってしまう前に
脂肪肝の段階から
予防することが重要なのですね。

4、肝細胞がん
脂肪肝を放置すると、
肝細胞がんを引き起こしてしまう
可能性もあります。
肝細胞がんは、
肝臓の細胞ががん化して
悪性腫瘍になってしまったものです。
肝細胞がんの多くは
肝炎ウイルスによって
肝細胞の炎症と再生が繰り返されることで
起こりますが、
近年では
脂肪肝を原因としたウイルスを伴わない
肝細胞がんが
増えているといわれています。
脂肪肝を放置していると
命に関わる病気に発展してしまう
恐れがあることが
お分かりいただけたでしょう。

脂肪肝の原因は?
「それじゃあ、脂肪肝の原因は何だろう?」
と気になった方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
改善のためにも、
脂肪肝になってしまう原因を知っておくことが
重要だと考えられますよね。
ここからは、
脂肪肝になってしまう要因を
五つご紹介しましょう。
原因1
食べ過ぎや栄養バランスの崩れ
脂肪肝の主な原因の一つとして
食べ過ぎが挙げられます。
摂取カロリーが
消費カロリーを上回り続けると、
エネルギーとして使い切れなかったカロリーは
中性脂肪などに変えられて
体に
どんどん蓄えられていってしまいます。
特に
脂質や糖質の多い食べ物には
要注意です。
また、
栄養素の過剰や
不足が原因で引き起こされる
「代謝異常」も
脂肪肝を引き起こす原因となり得ます。
※代謝異常とは
生命維持のため体内で行われる、
物質を分解したり
合成したりする機能である
「代謝」に異常をきたした
状態のことです。
食べ過ぎや
栄養バランスの偏りには
十分な注意が必要なのですね。
原因2
飲み過ぎ
脂肪肝がアルコール性のものと
それ以外に分けられることからも
分かるとおり、
お酒の飲み過ぎは
脂肪肝の大きな原因の一つです。
脂肪肝を放置して
さらに大量の飲酒を続けると、
より症状の重い
アルコール性の肝炎に進行し、
最悪の場合には
死に至ってしまいます。
肝臓は
「沈黙の臓器」と呼ばれるほど
自覚症状の少ないことで
知られている臓器です。
お酒を常習的に飲んでいる方は
定期的に検査を受け、
肝臓の状態を
確認するようにしておきましょう。
原因3
糖尿病
脂肪肝は
糖尿病を併発しやすいといわれていますが、
糖尿病による
代謝異常が原因となって
脂肪肝が引き起こされる場合もあります。
2型糖尿病によって
インスリンの効きが悪くなると
代謝に異常をきたし、
肝臓で中性脂肪を多く作るよう
促されてしまうのです。
つまり、脂肪肝と糖尿病は
相関関係にあるといえるのですね。
原因4
薬の副作用
ステロイド剤の服用が
脂肪肝の原因となってしまう
場合もあります。
※ステロイド剤とは
体内の
副腎皮質という器官から分泌される
「ステロイドホルモン」と呼ばれる
ホルモンをもとに作られた薬です。
ステロイドは
炎症を抑えたり
免疫力を抑制したりする作用があり、
さまざまな病気の治療のために
処方されます。
しかしステロイドを
長期間にわたり多量に服用すると
脂質代謝に異常をきたし、
血中のコレステロールや
中性脂肪などの脂質が増えて
脂肪肝を引き起こす
可能性があるのです。
ステロイド剤には
その他にも
さまざまな副作用があるため、
医師の指示を守って
利用することが重要です。
原因5
妊娠
まれに妊娠によっても
脂肪肝が引き起こされる場合があります。
妊娠によって
脂肪肝が引き起こされる原因は
不明ですが、
急速に悪化して
肝不全が起こったり、
母子の生命が危険にさらされたりする
場合もあります。
ただし、無事に出産できた場合は、
次回の妊娠で
脂肪肝が再発することは
ほとんどないといわれています。
妊娠によって引き起こされる
脂肪肝は、
脂肪肝とは異なる病気とみなされる
ケースが一般的です。

自分でできる脂肪肝の改善法は?
「脂肪肝と診断されてしまったけど、
どうしたら改善できるんだろう……?」
と気になっていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。
脂肪肝の治療は、
原因となっているものを制限したり、
取り除いたりすることが
中心です。
例えば
アルコールが原因の場合は
お酒をやめる、
食べ過ぎが原因の場合には
食事を制限したり運動したりすることで
体重を減らすといったことが
考えられます。
脂肪肝は
アルコールが原因のものと、
それ以外の要素が原因のものに
大別されますが、
多くは
生活習慣を改めることによって
改善する可能性があるのですね。
ここからは、
脂肪肝を改善する方法を
ご紹介しましょう。
生活習慣以外の原因で引き起こされた
脂肪肝である場合や、
糖尿病などの病気を併発している場合には
医師の治療が必要だと考えられます。
脂肪肝だと診断された場合には、
原因や対処法について
医師に確認するようにしましょう。

改善策1
カロリー制限を行う
脂肪肝の多くは、
食べ過ぎが原因で起こるため、
原因となっている
食生活を改めることで
改善が期待できます。
まずは
食事に対する工夫について
お伝えしましょう。
摂取カロリーが
消費エネルギーを上回ると、
エネルギーとして使い切れなかった分が
中性脂肪などに作り替えられて
体に蓄えられます。
これが
脂肪肝の発生する
メカニズムです。
そのため、
カロリー制限を行うことで
脂肪肝が改善できると
考えられます。
「カロリー制限は何を目安にしたら良いんだろう?」
というのが
気になるポイントですよね。
カロリー制限を行うに当たっては、
「最も病気になりにくい」といわれている
BMI22の状態
(標準体重)を目指すのが
良いと考えられるでしょう。
※BMIとは
国際的に用いられている
肥満度を表す指標のことで、
「体格指数」や
「ボディ・マス指数」ともいいます。
(体重(kg))÷(身長(m)の2乗)で
算出することができます。
BMI22の健康的に理想だと考えられる体重は、
身長(m)×身長(m)×22という式で
求めることができます。
ご自身の健康のために、
標準体重を計算してみましょう。
標準体重に対して
1kg当たり25kcalが
1日の摂取カロリーの目安です。
例えば
身長170cmの方であれば、
摂取カロリーの目安は
以下のとおりとなります。
1.7(m)×1.7(m)×22×25(kcal)=1,589.5kcal
これは
日頃あまり体を動かしていない場合を
想定した計算です。

改善策2
脂質の多い食べ物を避ける
脂っこい食べ物を避けることも
脂肪肝の改善には
効果的だと考えられます。
バターやクリーム、
脂質の多い牛肉や豚肉などは
避けるようにしましょう。
肉は部位によっても
脂質の含有量が大きく異なります。
極力脂質の多い部位を避け、
脂身は除くなどの工夫をしましょう。
また調理には
植物性の油を使い、
使用する量を控えるよう
心掛けましょう。
極端な制限は
体に不可欠な「必須脂肪酸」の欠乏を
招いてしまうため、
栄養バランスを崩さない程度に
制限することが重要です。

改善策3
糖質の多いものを避ける
糖質を避けることも
血液中の中性脂肪を減らし、
脂肪肝を改善することに
つながります。
食べ物から摂取した糖質は
体内で
ブドウ糖に分解され
エネルギー源として利用されますが、
使い切れなかった分は
中性脂肪に変えられて
体に蓄えられます。
糖質を多く含む主食や
甘いものの食べ過ぎには
注意しましょう。
また
果物に多く含まれていたり
清涼飲料水などに添加されていたりする
「果糖」も
中性脂肪になりやすい
性質を持っているため、
特に摂り過ぎには要注意です。

改善策4
食物繊維を多く摂る
「普段あまり野菜を食べる機会がない……」
という方も
多いのではないでしょうか。
食物繊維を多く摂ることも
脂肪肝の改善に
有効だと考えられます。
食物繊維には
血糖値の上昇を緩やかにしたり、
脂質や糖などを吸着して
体の外に排出したりする
はたらきがあります。
そのため
肥満や脂質異常症などの
予防・改善にも効果があると
いわれているのです。
食物繊維は
植物性の食品に多く、
特に以下のようなものから
効率的に摂取できます。
【食物繊維を多く含む食品】
- 豆類
(納豆・いんげん豆・あずき・おから) - 野菜類
(さつまいも・切り干し大根・かぼちゃ・
ごぼう・たけのこ・ブロッコリー・モロヘイヤ) - きのこ類
(しいたけ) - 藻類
(ひじき) - 穀類
(そば・ライ麦パン) - その他
(しらたき)
これらの食品には
1食で摂取する量に食物繊維が
2g~3gも含まれているため、
ぜひ食事に取り入れてみてくださいね。

改善策5
脂肪肝を予防する食材を取り入れる
脂肪肝を予防する食材を
食事に取り入れるのも良いでしょう。
脂肪肝を予防するといわれている食材に
は以下のものがあります。
【脂肪肝を予防する食材】
- たまねぎ
たまねぎに含まれるフラボノイド
(ポリフェノールの一種)であるケルセチンが、
肝臓の脂肪蓄積を抑制します。 - みかん
みかんに含まれるカロテノイド色素
(動植物の世界に存在する色素)の
β-クリプトキサンチンの濃度が上昇することで、
肝機能障害のリスクを抑えられます。 - 緑茶
緑茶カテキンが高脂肪食摂取による
体重増加や肝臓への脂肪蓄積を抑制します。 - 大豆
大豆に含まれているコリンという成分は
脂肪肝の脂肪を取り除きます。 - コーヒー
コーヒーに含まれるクロロゲン酸や
カフェインが脂肪肝を抑制すると考えられています。 - 魚油
イワシやサバ、スケトウダラ等の魚に含まれる油は
体重増加と肝臓に脂肪が蓄積することを防ぎます。
これらの食材を
積極的に食事に取り入れましょう。

改善策6
お酒を控える
脂肪肝の原因の一つとして
お酒の飲み過ぎが
挙げられていましたよね。
お酒を控えることも
脂肪肝の改善には非常に重要です。
アルコールが原因の脂肪肝は、
初期の段階であれば
お酒をやめることで
短期間に改善するといわれています。
しかし、
「お酒を全く飲んじゃいけないのかな?」
と気になった方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
肝炎や肝硬変に進行していない場合には、
全く飲んではいけない
というわけではありません。
お酒を飲む際には
1日平均2杯程度にしましょう。
日本酒なら1合、
ビールなら中びん1本程度が目安です。
厚生労働省 e-ヘルスネット
「アルコールと肝臓病」

改善策7
適度な運動をする
脂肪肝を改善するためには
適度な運動も重要です。
脂肪をエネルギーとして燃やす
「有酸素運動」が
効果的だと考えられるでしょう。
※有酸素運動とは
酸素を使い、
体内の脂質や糖質をエネルギー源として燃やす
比較的負荷が軽い運動のことです。
ウォーキングやジョギング、サイクリング、
水泳などが含まれます。
有酸素運動には、
悪玉コレステロールや中性脂肪、
体脂肪を減らす効果が期待できます。
「どのくらい運動すればいいの?」
と気になった方も
いらっしゃるかもしれませんね。
非アルコール性脂肪肝疾患
(NAFLD)の運動療法としては、
1週間に250分以上の運動が
推奨されています。
なお、250分未満の運動では
改善効果が十分に得られなかったとの
研究結果が出ています。
1日当たりなら
30分ちょっとの運動
(3~6メッツ以上:
時速4㎞のウォーキング~時速7㎞のジョギング)で
達成できますね。
ただし、遊離脂肪酸が使われるのは
運動を開始して
10分後くらいなので、
脂肪を燃焼させるには
ある程度の時間
運動を続ける必要があります。
重要なのは
少しでも多く体を動かすことです。
まずは歩く距離を
少しずつ増やすところから
始めてみましょう。
厚生労働省
「身体活動・運動の単位」

不安な場合は病院を受診しよう
肝炎や肝硬変などに進行していない、
他に合併症を引き起こしていない脂肪肝は、
原因となっているものを抑えたり
取り除いたりすることで
改善するケースが一般的です。
しかし
「自分で改善できるかな…」
「生活習慣を改めても自分じゃ治ったか分からないなあ…」
などと不安になった場合には、
医療機関に相談しましょう。
病院を受診すれば、
改善に向けて
何をすべきなのか
適切な指導を受けることができますよ。
また脂肪肝が見つかった際に
肝炎や肝硬変に進行する
可能性を指摘されていた場合や、
他の疾患を指摘されていた場合には、
速やかに
医療機関を受診するようにしてくださいね。

まとめ
脂肪肝とは、
肝細胞の30%以上に
中性脂肪がたまってしまった状態のことです。
自覚症状は
ほとんどありませんが、
放っておくと
肝炎や肝硬変、肝細胞がんなどに進行したり、
動脈硬化や
糖尿病などの
他の病気にかかりやすくなったりする
リスクがあります。
そのため、
自分が脂肪肝であることが分かった段階で
改善を目指すことが
重要だといえます。
脂肪肝の原因の多くは
食べ過ぎや飲み過ぎです。
治療は主に
原因となっているものを抑えたり
取り除いたりして、
生活習慣を改善することによって
行います。
健康的な食生活を送り、
お酒を控え、
運動をするなど、
日々の生活習慣を見直すところか
ら始めてみてくださいね。
また、不安な場合は
なるべく早めに
医療機関に相談しましょう。

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